アンチエイジングとは、「エイジングに対しての気づき」だと思っているんです。
エイジングに対して気づき、そのスピードにブレーキをかけることです。
そして、ここに大きな誤解というか問題があるんですが、実は「アンチエイジング」ということ自体、医学としては確立していないんです。
例えば、高脂血症という病気があります。
高脂血症ってコレステロールですね。
この場合、コレステロール値が高いという基準がまずあります。
そして、投薬や、ライフスタイルへの介入といった、それに対しての治療があります。
その治療した結果どうなるかということが、はっきり確立されています。
このように、医学というのは、診断と治療、それからフォローアップ、これらが三位一体となって、初めて成り立つんです。
フォローアップというのは統計的なデータ、これは疫学的とも言うのですが、そういう風な解析まで含めたものです。
しかし、アンチエイジングに関しては、診断がない、治療がばらばらである、フォローアップのデータがないという状況です。
こういうデータのときに、こういう治療介入をしたらはっきりと改善されました、ということが確立されていないんです。
ですから、医学としては当然まだ成り立っていない。
僕は、これが一番大きな誤解の根本だろうと思います。