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高輪メディカルクリニック院長、久保明先生インタビュー

 

では、診断について詳しくお聞かせください。


エイジングをどのように評価するのかという評価方法、それが診断になるわけです。 診断には大きく分けると2通りの分け方があるんです。

1つめの分け方は、遺伝子とマーカーと画像診断という分け方です。

例えば、同じライフスタイルを送っている人、同じ歳で同じ仕事について同じような生活をしている人でも、老化の程度というのは違うんです。
同じものを食べていても、老化の程度は違います。

これはなぜかというと、遺伝的な素因であろうというふうに考えられています。
そして、その遺伝子のレベルでの解明、ということが最近なされてきています。

僕らは、7つの領域の遺伝子解析をし始めました。
例えば、心筋梗塞になりやすい、脳梗塞になりやすい、糖尿病になりやすい、という風な遺伝子を、それぞれ29個、14個、25個と・・・、これは検査をする項目の数です。

7つの領域の遺伝子解析
(図)

「この遺伝子が異常だからあなたは将来脳梗塞になりますよ」とか、「なる確立がそれを持っていない人に比べて何%高くなりますよ」といった、本当に細かいところまではまだ出てないんですけども、ある遺伝子群を検査することによって、血管障害、心筋梗塞とか脳梗塞になりやすいかということが、診断できるようになってきているんです。
これは非常に画期的なことなんですね。

 

次は、マーカーですね。


はい。次のマーカーというのは、バイオリスクマーカーと呼ぶ場合もありますし、単にリスクマーカーと呼ぶ場合もあります。

よく知られているのは脂質です。
コレステロール、それから血液の固まりやすさといわれている血液の性状ですね。
それから血液の炎症反応、酸化ストレスと呼ばれている活性酸素であるとか、さまざまな要因がここに入ってくるわけです。
それらが血管、血液、呼吸といったものにかみ合って、初めて老化というものが進んでいくんだ、ということです。

例えば、ホルモンにはホルモンのエイジングの指標があり、酸化ストレスには酸化ストレスのエイジングの指標がある。
そんなふうに、それぞれの指標があるというようにお考えいただくと、非常に分かりやすいだろうと思います。

 

なるほど。
最後は画像診断でしたね?


今では、コレステロールの値だけではなくて、コレステロールと活性酸素が一緒になった酸化LDLも計れるようになっていますが、例えば、酸化LDLの値が高い人であっても、実際のリアルな血管のエイジングが進んでいない例もあるわけです。
逆に、酸化LDLの値が低くても、エイジングが進んでる例もあるわけです。
ですから、リアルな血管の状況を画像診断として把握するということが、その人のエイジングの状況を把握するためには、どうしても必要であるということです。
当クリニックでは、64列マルチCTを導入しておりますので、そういったリアルな血管の状況を把握することが可能なんです。

2つめの分け方は、機能と解剖という分け方です。

例えば、CTで頭を切った場合に、特に梗塞もなければ萎縮もないんだけれども、脳の働きを見た場合に、働きがちょっと落ちているということは少なくないわけです。 「健康寿命ドック」の診断項目の中に、認知症の早期の診断の機能、ファンクションの方を見る検査がいくつか入ってきているというのは、そういう意味合いからなんですね。


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